ガチャピン
【がちゃぴん】
『ポンキッキ』のガチャピンには、モデルがいた!
フジテレビ系で放映された子ども向けの番組『ポンキッキーズ』『ポンキッキ』などのキャラクター、ガチャピン。ガチャピンは五歳の南国生まれの恐竜。身長一六五センチ、体重八〇キロで、ムックのよきパートナーでもある。このガチャピン、もともとはおっとりとした内気な性格という設定だった。ところが、途中から、アクティブでスポーツが大好きな男の子といったキャラクターの色が強くなる。そのためガチャピンは、ロッククライミングやハングライダー、スキューバダイビング、空手、フィギュアスケートなど、ハードなスポーツにも臆せずにトライしている。また、環境問題についても関心があり、宇宙旅行までしているのだ。このガチャピンの少し眠たげな大きな目と丸っこい愛らしい顔立ちは、ある実在の人物をモデルにして描かれたものらしい。そのモデルとは、当時の番組総合プロデューサーだった野田宏一郎氏。ちなみに、この野田氏、確かにガチャピンのようなのほほんとした風体だが、プロデューサー業のほかにも、SF作家で翻訳家(ペンネームは野田昌弘)、SFコレクター(宇宙軍大元帥の称号がある)で、その後、テレビ番組制作会社・日本テレワークの社長も務めた多才な人である。日本テレワークというと、テレビ番組の『発掘! あるある大事典』の捏造問題でクローズアップされてしまったが、初期の日本テレワークは、テレビ版『ニュートン・スペシャル』などの科学番組を得意としていた。
| 東京書籍 (著:東京雑学研究会) 「雑学大全2」 JLogosID : 14820166 |