【イタリアン手帳】パスタ料理 >
ラヴィオリ

パスタ生地の間に具材たっぷり、代表的な詰め物パスタ

ラヴィオリは、詰め物パスタの代表格。型で抜いたパスタ生地で具材を挟み包んだもので、洋風ギョウザなどの呼び名もある。具材には、チーズや挽肉、魚介類や野菜など、さまざまなバリエーションがあり、そのまま茹ゆでるだけで立派な料理といえるのだが、料理としてより味を高めるのがソースの存在だ。相性やバランスに料理人の個性と技が光る。
写真は、ズワイガニとリコッタを具材にしたラヴィオリに、ホタテとキノコのサフランクリームソースを合わせ、さらにバジルソースを添えたもの。サフランzafferano(ザッフェラーノ)のクリームソースは、魚介料理に添えることの多いソースで、バターと白ワインに生クリームとレモン汁を加えて作る。爽やかな風味が魚介類の味を引き立て、輝くような黄色がバジルソースの緑ともよく合う。
![]() | 東京書籍 (著:岸 朝子) 「イタリアン手帳」 JLogosID : 8541050 |