【全国五つ星の手土産】九州・沖縄 > 長崎県
ラッキーチェリー豆[藤田チェリー豆総本店]
【らっきーちぇりーまめ】

島原銘菓として愛されてきた
ショウガ風味の砂糖がけソラマメ
![ラッキーチェリー豆[藤田チェリー豆総本店]](../img/d054/temiyage344.jpg)
島原のみやげ菓子としてよく知られているラッキーチェリー豆は、大正3年(1914)、藤田貞行がソラマメを油で揚げた「いかり豆」と、それに砂糖をまぶした「さんらいず豆」を佐賀県鹿島市で販売したのが始まり。後に、店の近くに桜の名所があることにちなんで商品名をチェリー豆に変え、今に至っている。
日持ちがするので旅のお伴に最適という理由から、島原~口之津、長洲~大牟田通いの汽船の「お茶菓子」に採用され一躍有名になった。本店を島原に移転したのは大正14年(1925)。島原湧水に水浸けしたソラマメを油で揚げ、砂糖、ショウガ、水飴などを秘伝の配合で混ぜ合わせた衣を着せて仕上げるラッキーチェリー豆は、ショウガと砂糖の甘さが溶け合った風味がお茶請けに好評だ。ウニを衣にしたうに豆は、ビールや酒のつまみによく合う。このほか、のり豆やカレー豆、黒糖豆もある。
![]() | 東京書籍 (著:岸 朝子/選) 「全国五つ星の手土産」 JLogosID : 14071943 |