【全国五つ星の手土産】九州・沖縄 > 佐賀県
逸口香[あけぼの菓子舗]
【いっこっこう】

黒餡・白餡・抹茶入りの
名菓を伝承する焼き菓子
![逸口香[あけぼの菓子舗]](../img/d054/temiyage334.jpg)
江戸時代末期に京都で好まれた茶菓子・逸口香を伝承する、慶応元年(1865)創業の老舗。香りが口から溢れんばかりの菓子、ということから名付けられたといわれる逸口香は、もともとは江戸中期に中国から伝わった焼き菓子。小麦粉に砂糖を混ぜ込んだ皮に、黒砂糖と水飴、おろしショウガで作った餡を入れ、こんがりと焼く。ぱりっとした歯ごたえと、甘さの中に香ばしさが漂うような不思議な味わいが特徴。昔ながらの手作りで一枚一枚焼き上げていく、まさに伝統の銘菓である。このほか、白砂糖と水飴、おろしショウガの白餡、白砂糖と水飴、抹茶の抹茶餡もある。
店の二枚看板といわれる落雁も歴史を感じさせる銘菓。中でも、厳選した素材で作られた上質の餡入り落雁・筑後川は、茶菓子から始まったあけぼの菓子舗ならではの、色合いも美しい上品な一品だ。
![]() | 東京書籍 (著:岸 朝子/選) 「全国五つ星の手土産」 JLogosID : 14071933 |