【全国五つ星の手土産】九州・沖縄 > 福岡県
千鳥饅頭[千鳥饅頭総本舗]
【ちどりまんじゅう】

南蛮菓子の製法が今に生きる
全国的に有名な福岡の洋風饅頭
![千鳥饅頭[千鳥饅頭総本舗]](../img/d054/temiyage319.jpg)
寛永7年(1630)佐賀で創業し、昭和初期に炭鉱で栄えた福岡県の飯塚に千鳥屋を開店。南蛮菓子の製法をいち早く学び、当初かすていらやマルボーロが主な商品だったが、やがて卵と小麦粉を使った焼き菓子に白餡を加えた饅頭を開発。千鳥饅頭と名付けた、まろやかな味わいの饅頭はたちまち看板銘菓になり、福岡市内にも進出。現在は博多に本店を置くが、千鳥饅頭の発祥の地を自負する飯塚市民も多い。
故会長の原田光博は欧州に関心が深く、昭和37年にチロリアンを発売。ロールクッキーにバタークリームを詰めた洋風巻き煎餅ともいえる菓子は子どもや若者の人気を集め、ユニークなCMも手伝って全国的に知名度も高まった。以降ドイツとの交流を深め、ドイツ菓子やパンなども発売している。最近では新商品のラムレーズン入り洋風饅頭・博多まひとつに力を注いでいる。
![]() | 東京書籍 (著:岸 朝子/選) 「全国五つ星の手土産」 JLogosID : 14071918 |