【全国五つ星の手土産】北陸・甲信越 > 富山県
おわら玉天[林盛堂本店]
【おわらたまてん】

越中おわら節の町に伝わる
不思議な食感の焼き菓子
![おわら玉天[林盛堂本店]](../img/d054/temiyage144.jpg)
明治10年(1877)創業の八尾町最古の菓子店。昔ながらの材料を使って、時代に左右されない伝統的な菓子を作り続けている。
代表銘菓のおわら玉天は、富山の三銘菓の一つで、全国菓子博覧会で最高位の名誉総裁賞を受賞。新鮮な卵白を泡立てて寒天と砂糖の蜜を加えて固め、表面に卵黄を塗って焼き上げている。周りはこんがりと香ばしく、中はふわふわと軽くやわらかい食感。口どけがよいのが特徴で、しゅわっと口中で溶ける淡雪がまろやかだ。
ひしきりこの人気も高い。和紙文庫館長の吉田桂介さんと茶道家の宮田宗芳さんが監修したこだわりの創作菓子だ。八尾に伝わる古い駄菓子「ひし」をヒントに、李朝の型で押した模様が「切子」に似たところから命名された。石挽きの小豆粉のコクと香りを存分に味わえる半生菓子の名品。一見素朴だが、一度食べるとやみつきになるようだ。お茶席の菓子にも好評。
![]() | 東京書籍 (著:岸 朝子/選) 「全国五つ星の手土産」 JLogosID : 14071743 |