【全国五つ星の手土産】北陸・甲信越 > 富山県
月世界[月世界本舗]
【つきせかい】

淡い月影を思わせる
上品な甘さのモダンな菓子
![月世界[月世界本舗]](../img/d054/temiyage143.jpg)
明治30年(1897)、初代の吉田栄吉が、創業と同時に代表銘菓である月世界を創案。現在は三代目当主の栄一さんが社長を務める。月世界は、暁の空に浮かぶ淡い月影をイメージして創られたもの。最上の和三盆糖と白双糖、新鮮な鶏卵を材料に使い、口の中でさらりととろける独特な風味が特徴だ。日本茶やブラック・コーヒーにも合うというが、確かに、和風でありながら洋風な趣も感じられる。現代に通じる明治のモダンなお菓子といえよう。国際的にも評価が高く、ロンドンの国際菓子博でグランプリを受賞している。
このほか、同店では富山置県100周年を記念して昭和58年に発売された、まいどはやも評判。こちらは鶏卵と砂糖を原料として、柚子の香りをきかせたマシュマロ風のお菓子。郷土玩具の土人形入り贈答箱がおみやげとして人気を集めている。
![]() | 東京書籍 (著:岸 朝子/選) 「全国五つ星の手土産」 JLogosID : 14071742 |