【全国五つ星の手土産】北陸・甲信越 > 新潟県
沢根だんご[お菓子処しまや]
【さわねだんご】

古い民謡にも歌われた
佐渡名物の可愛い団子
![沢根だんご[お菓子処しまや]](../img/d054/temiyage140.jpg)
佐渡の南海岸、真野湾に面した良港・沢根に江戸時代から伝わる沢根だんごは、「沢根通ればだんごが招く だんご招くな銭がない」と古い民謡にも歌われた伝統の菓子。元々は、難破で船を失った回船業者が茶店を開いて売ったのが始まり。店は明治時代に閉店したが、今もその名物団子を作り続けているのが文化5年(1808)に本間亀次郎が創業したしまやだ。
沢根だんごは直径2㎝ほどのミニサイズだが、素材を厳選し手間ひまかけた一品。まず、佐渡産のコシヒカリを自家製粉し、蒸して搗いた後、地下水で冷やしてもう一度搗く。二度搗くことで生地がやわらかくなるという。この生地に包み込むたっぷりのこし餡は、佐渡産の小豆を使用。季節によっては北海道産小豆を使うが、いずれもすっきりした口どけに仕上げている。同じく佐渡産のもち米・コガネモチに佐渡産の小豆餡をからめたあんころ餅も同店の名物。
![]() | 東京書籍 (著:岸 朝子/選) 「全国五つ星の手土産」 JLogosID : 14071739 |