【全国五つ星の手土産】北海道・東北 > 青森県
久慈良餅[永井久慈良餅店]
【くじらもち】

むちっとした食感で甘さ控えめの
いく久しく慈しまれる良い餅
![久慈良餅[永井久慈良餅店]](../img/d054/temiyage16.jpg)
明治40年(1907)、浅虫温泉に湯治に来ていた日露戦争の傷痍軍人のために、初代吉兵衛が考案したのが久慈良餅の起こり。「いく久しく慈しまれる良い餅」であるようにとの願いから、この一風変わった商品名が生まれたという。上質の津軽米を製粉し、吟味したこし餡と砂糖を混ぜて蒸し上げた、薄い小豆色の蒸し菓子で、甘さは控えめ。ところどころに入ったクルミの風味が香ばしい。存在感を感じさせる、もっちりとした歯ごたえもいい。夏季は冷やして食べるといっそう美味しく、買ってから3日以上経ったものは、ビニール袋のままゆでた後、冷水で冷やして食べると出来たての味に戻るという。フライパンにバターをひいて焼いて食べてもいいそうだ。
このほか、小麦粉に黒ビロードゴマなどを混ぜ、小口薄切りして高級サラダ油で揚げた板かりんとうも好評。素朴な味でつい後をひく。
![]() | 東京書籍 (著:岸 朝子/選) 「全国五つ星の手土産」 JLogosID : 14071615 |