【東京五つ星の魚料理】和食処・魚介居酒屋 > 中野区
らんまん
【らんまん】
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工夫ある魚料理が爛漫と咲く店
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大正11年(1922)当地に開業した店は、建物も昭和初期建築と古い。板場に立つのは包丁を握って60年、建物同様にがっしりと風格のある二代目主人・柳澤豊さん。
天然を基本に、養殖ものはいっさい使わない。といって産地やブランドには特にこだわらず、その時季その土地で一番いいものを選ぶ。そんな素材のよさをどれだけ生かして上手に調理するか、そこが主人の腕の見せどころだ。
魚介料理は一日平均20種ほど。定番の刺身や煮物、焼物が並ぶ品書からは見えてこないが、じつはちょっとした趣向がこっそり隠れている。たとえば甘鯛若狭焼なら、食べ残った皮を炙ってうろこせんべいに、骨は砕いて潮汁に。サンマは背を刺身に、腹は焼き、なんてこともできる。
杉の一斗樽で漬ける糠漬けがすばらしい。活鯛や活鱧、活トラフグなど、季節のコース料理(要予約)もある。
![]() | 東京書籍 (著:岸 朝子/選) 「東京五つ星の魚料理」 JLogosID : 14071080 |