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東京五つ星の魚料理すし > 豊島区

鮨勝
【すしかつ】

手をかけたすしの洗練と温かさ

戦後間もなく、二代目現当主・宮下友孝さんの父が開業して以来、店は当地を動いていない。周辺は大塚の三業地だから、昔は待合などへの仕出しも多かったという。でも今は「池袋と巣鴨のとげ抜き地蔵さんに挟まれて、谷間みたいな感じです」と、宮下さんはちょっと寂しそう。

三業地はだいぶ寂れたかわり、わざわざ遠くから訪れる客が増えた。それはもちろん、しっかり手をかけた主人のすしに惹かれてのこと。

「すし屋の仕事は握る前の仕込みに手間と時間がかかる」といいつつ、タコを揉むのもアワビやイカを煮るのも、玉子を焼くのも飯を炊くのもすべて自分一人。それだけ素材を知りつくしているから、にぎりはどれもしゃっきりと品がよく、ばらちらしは洗練と温かさが同居するやさしい味だ。自分の住む町に、ぜひあってほしいと思わせる1軒。




東京書籍 (著:岸 朝子/選)
「東京五つ星の魚料理」
JLogosID : 14071073

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 東京書籍「東京五つ星の魚料理」

出版社:東京書籍[link]
編集:岸 朝子/選
価格:1,728
収録数:
サイズ:20 x 12.2 x 2cm()
発売日:2008-12-01
ISBN:978-4-487-80247-0

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