【東京五つ星の魚料理】和食処・魚介居酒屋 > 台東区
浅草 一文 本店
【あさくさ いちもん ほんてん】
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食う飲むほどに気分は江戸っ子
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もと旅館を改築した店は、白い漆喰の壁に黒褐色の付柱を浮き上がらせ、入り口の庇の上に天水桶を置くなど、ねぎま鍋を看板にする店らしく、いかにも江戸の昔を彷彿させる造り。帳場、黒い絞り丸太、平土間に竹材で仕切った小上がりなど、店内の雰囲気も外観を裏切らない。昭和53年に創業し、現総店長・平川良信さんは二代目に当たる。
ねぎま鍋の鮪はどれも、煮ても脂が抜けにくいかまトロを使う。3400円の鍋はメバチ、上は本鮪(黒鮪)、極上は産地限定の本鮪だ。ざくの江戸菜や千寿ネギにも鮪の脂がしみて、これぞまさしく江戸の味。クジラは常時5種あり、刺身やベーコン、煮込みなどで味わえる。
レアものも含めて地酒は40種、焼酎も30種ほどがそろう。定番の料理に加え、平川さん自身が釣った逗子あたりの地魚をつつきつつ、好きな酒を啜るのは楽しい。
![]() | 東京書籍 (著:岸 朝子/選) 「東京五つ星の魚料理」 JLogosID : 14071054 |