【東京五つ星の魚料理】魚介専門料理 > 中央区
いわしや(閉店)
【いわしや】
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わが国唯一、イワシ専門の割烹
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創業者の内藤直茂さんがこの地にいわしやを開いた昭和14年(1939)ごろ、イワシはアジ、サバと並んで下魚の御三家格だった。それが今では代表的な健康食品として認知され、価格も高くなる一方だ。「『食物の四大宗(素)は米・大麦・大根葉、そしてイワシである』というのが祖父の信念でした。先見の明があったんですねぇ」と、三代目現当主の内藤太郎さんは笑う。祖父の信念に忠実に、この四大宗は現在も膳の中に必ず用いられている。
いわしやにイワシ以外の魚はない。それもほとんどが仲買が競り落とした特級品、いわば「日本で一番いい」マイワシばかり。よそではなかなかお目にかかれないそんなイワシの料理が、刺身に和えもの、焼きもの、揚げもの、椀ものと、単品だけで30種ほどそろう。だからこの店には、健康志向でしかも味にもうるさい女性客が絶えない。
![]() | 東京書籍 (著:岸 朝子/選) 「東京五つ星の魚料理」 JLogosID : 14071004 |