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旬のうまい魚を知る本 >

▼コンブ産地のハッカクはうまい

北海道の襟裳(えりも)岬に近い浦河(うらかわ)町でハッカク水揚げされると聞いて、取材したことがある。ここでは9月から翌年の4月まで沖合底曳網漁が行われ、スケトウダラ、キンキ、メヌケのほか、マガレイ、ソウハチガレイ、オイラン、アサバ、サメガレイ、オヒョウなどのカレイ類が多く水揚げされる。その中にハッカク混じる
「ここ日高の沿岸はご承知のとおりにコンブの産地だ。そのコンブにこまい(小さい)魚がつき、それを狙って大きな魚が根付くから、たっぷり太ったうまい魚が多いよ」。そう教えてくれたのは、浦河魚市場の仲買人で旅館「三之助」の主人でもある塚田吉隆さん。仲買人のベテランも、日高沖の魚の中でもハッカクのおいしさを認める。「冬なら薄造りやルイベを食べられる。夏のハッカクは生ではおいしくないから、軍艦焼きといって、皮付きのまま味噌味で焼き、皮をむしりながら食べる。これがまた野趣豊かでうまいよ」。




東京書籍 (著:東京書籍)
「旬のうまい魚を知る本」
JLogosID : 14070606


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 東京書籍「旬のうまい魚を知る本」

出版社:東京書籍[link]
編集:東京書籍
価格:1,836
収録数:650匹
サイズ:18.6x13x2cm(四六判)
発売日:2002年8月
ISBN:978-4487797776

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