【旬のうまい魚を知る本】 >
▼どんなサメをどんな風に食べるか

西日本、ことに三重県・和歌山県・高知県、それに九州各県ではサメをよく食べる。といっても、どんなサメでもいいというわけでない。市場価値があるのは、アオザメ、ホシザメ、ヨシキリザメ、アブラツノザメなど数種類。アオザメのヒレはフカヒレの原料になり、身の多くはかまぼこなどの練り製品に利用される。ホシザメはほかのサメと違って、ほとんどアンモニア臭がないため、西日本ではよく湯引きで食用にされる。はんぺんやかまぼこの材料にもなる。ヨシキリザメは高級フカヒレの原料。身は練り製品に利用される。アブラツノザメはホシザメ同様、よく湯引きで食べられる。
![]() | 東京書籍 (著:東京書籍) 「旬のうまい魚を知る本」 JLogosID : 14070534 |