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旬のうまい魚を知る本 >

▼本場のいけんだ煮味噌の作り方

イセエビの食べ方は、刺身、ゆでる、蒸す、焼く(鬼殻焼き)、煮る(具足煮)、味噌汁と多いのに、これを材料にした郷土料理は全国でも案外と少ないそれでよけいに須崎の漁師料理「いけんだ煮味噌」がきわだってくる。須崎の漁師のおかみさんによると「漁に出るときにご飯と味噌だけを持っていき、いけんだ煮味噌をおかずにして昼食をとったといわれています。爪木崎のいけんだ(池の田)とよばれた場所でよく焚火をして作ったことから、こう呼ばれるようになったんですよ」。なんと豪華な昼食ではないか。
須崎の漁師のおかみさんによると、いけんだ煮味噌の作り方は大ざっぱでよろしいらしい。細かな決めごとよりも、新鮮な魚介と野菜で勝負する料理なのだ。鍋に水を張って火にかけ、サザエイセエビ、魚、シイタケ、ダイコン、ニンジンの順に入れ、続いてエノキダケ、ハクサイ、長ネギ、シュンギク、ワカメを加える。煮立ったところで、味噌を入れてできあがりだ。こんな贅沢な鍋がうまくないはずがない。須崎に行ったら民宿で注文するとよい。




東京書籍 (著:東京書籍)
「旬のうまい魚を知る本」
JLogosID : 14070164


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 東京書籍「旬のうまい魚を知る本」

出版社:東京書籍[link]
編集:東京書籍
価格:1,836
収録数:650匹
サイズ:18.6x13x2cm(四六判)
発売日:2002年8月
ISBN:978-4487797776

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