MENU
    全辞書一括検索 by JLogos

旬のうまい魚を知る本 >

▼アンコウの吊るし切りと七つ道具

怪異な魚は美味だとされる。その伝でいえばアンコウはその代表格であろう。大きな顔はひしゃげたように扁平で、口の下や体表にはなんのためか小さな皮弁がいくつもぶらさがっている。大きな口の中には犬歯状の鋭い歯が無数に並び、全身がぶよぶよとして、その上ぬめりに覆われている。
こんな姿のアンコウだから、大型をまな板の上でおろすことは至難のワザだ。そこで福島県や茨城県の海岸線では、古くからアンコウ吊るし切りが行われている。アンコウ大きな口にカギをかけて軒下ほどの高さに吊るす。重石替わりに口から水を流し入れてから、腹に包丁を入れて、皮、肝臓、卵巣、胃袋、ひれ、白身、あご肉のいわゆる「アンコウ七つ道具」に切り分ける。七つ道具はすべて料理に利用でき、捨てる部分がきわめて少ない




東京書籍 (著:東京書籍)
「旬のうまい魚を知る本」
JLogosID : 14070234


【辞典内Top3】 ▼トキシラズ、メジカ、ケイジの正体  ▼サメ皮でおいしくワサビをおろす  ▼極楽なり、浜でかきこむシビ茶漬け  
【関連コンテンツ】

関連辞書

すし手帳 築地辞典 東京五つ星の魚料理 

関連書籍

 東京書籍「旬のうまい魚を知る本」

出版社:東京書籍[link]
編集:東京書籍
価格:1,836
収録数:650匹
サイズ:18.6x13x2cm(四六判)
発売日:2002年8月
ISBN:978-4487797776

JLogosPREMIUM(100冊100万円分以上の辞書・辞典使い放題/広告表示無し)は各キャリア公式サイトから

             × 閉じる

収録辞書全リスト