【旬のうまい魚を知る本】 >
▼もっとも多く漁獲されるホソトビウオ

トビウオ科の魚は世界に60種類あり、日本近海だけでも約30種類が見られるという。そのうちわれわれが店頭で見かけるのは、ホソトビウオ、ツクシトビウオ、ハマトビウオの3種類。ホソトビウオは全長30センチに達し、腹部にやや丸みがあるためマルトビとも呼ばれ、わが国でもっとも多く漁獲される。全長35センチまで成長するツクシトビウオはホソトビウオによく似ているが、腹部がやや角張っている。そのためカクトビとも呼ばれる。ハマトビウオは全長50センチに達し、3種類の中でもっとも大型。前記2種類が北海道以南の沿岸に、ハマトビウオが東北以南の太平洋側に分布する。
![]() | 東京書籍 (著:東京書籍) 「旬のうまい魚を知る本」 JLogosID : 14070129 |