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雑学大全2生活 > モノ

ルアー
【るあー】

江戸時代からすでに使われていた日本製ルアー「餌木」

日本の釣り人口は、一五〇〇万人とも二〇〇〇万人ともいわれている。なかでも子どもや若い人に人気があるのが、ルアーフィッシングだ。ルアー(lure)は、英語で「誘惑物、オトリ、ワナ」といった意味がある。大別すれば、その名の通り、スプーンに似た形のスプーン(spoon)、小魚に似た立体的プラグ(plug)、水中で回転するスピナー(spinner)、深いところで上下に運動させるジグ(jig)、カエルやミミズなどの姿を似せたイミテーションルアー(imitation-lure)などとなる。ルアーフィッシングは、金属や木、合成樹脂などを素材にして様々な形につくったこのルアー(擬餌)を使って魚釣りをするもので、イワナ、ヤマメ、ニジマス、ブラックバスなど、小魚を捕食する魚を狙う。ヨーロッパでは一八世紀半ばからルアーが使われはじめたが、そのきっかけは、釣り人が落とした指輪に、マスが食いつくのを目撃したからだそうだルアーフィッシングは、欧米が発明した手法だと思われがちだが、日本では、江戸時代にルアー(擬餌)を使った釣りがいちじるしい発達を見せていた。日本在来の擬餌は、フグやサメの皮、ウシやシカの角を用いたものや、餌木と呼ばれる木製ルアーも見つかっている。餌木は、ヤリイカや水イカを釣るためのもので、おそらく日本最古のルアーだと思われる。




東京書籍 (著:東京雑学研究会)
「雑学大全2」
JLogosID : 14820954

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編集:東京雑学研究会
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