マッカーサー①
【まっかーさー】
最高司令官は、意外にもマザコン!?
レイバンのサングラスにコーンパイプ、その厚木飛行場に降りたった写真を見ると、威厳があってカッコよさげなイメージの強いマッカーサーだが、実は彼には「マザコン」という意外な一面があったらしい。彼は末っ子で、しかも美少年だったので、母に溺愛されて育ったという。八歳まで、「男の子は女装させると丈夫に育つ」という迷信を信じた母親によって、彼は髪を伸ばしてカールさせられ、スカートをはかされた。さらに青年期には、彼が陸軍士官学校の入試を受けると決まると、母親はウィスコンシン州ミルウォーキー市を選挙区とする下院議員の推薦を得るため、母子二人でミルウォーキー市に出向いている。そして翌年に彼が入学すると、母親は入学式につき添い、士官学校の近くのクラニー・ホテルに住み着いた。普通ならうっとうしいと感じそうなものだが、マッカーサーは毎日ホテルに母親を訪れたらしい。友人からパーティに誘われても、いちいちホテルに出かけ、母の許可を求めたという。このため、「母親と一緒にうちの学校を卒業したのはマッカーサーだけ」と、同校の伝説としてささやかれるようになったといわれている。
| 東京書籍 (著:東京雑学研究会) 「雑学大全2」 JLogosID : 14820834 |