MENU
    全辞書一括検索 by JLogos

雑学大全2生活 > 食べ物

きしめん
【きしめん】

なぜ漢字で「棊(碁)子麺」と書くのか?

名古屋といえば、味噌煮込みうどん、味噌かつ、きしめんういろうそして金の鯱だろうか。このなかの「きしめん」は、薄くて平べったい麺のこと。この「きしめん」の由来は、雉きじの肉を入れたうどんからきているとか、紀州から伝わってきたから「紀州麺」と呼ばれ、それが転じたものなどともいわれている。しかし、「きしめん」を漢字で書くと、「棊子麺」もしくは「碁子麺」。「棊子」も「碁子」も「碁石」のことで、碁石といえば、丸い石で、きしめんとは形がまったく違う。ではなぜ碁石の麺なのか。「碁子麺」は、もともと中国から日本に伝わったもので、禅寺で間食、つまりおやつとして食べられていた。小麦粉を水で練って、薄く平らに伸ばし、竹筒の端で丸く押し切り、それを、ゆでてきな粉をふりかけたものだった。それが、江戸時代初期に細長い麺に変わったが、名前だけは「棊(碁)子麺」として残ったというわけだ。なお、江戸では、平打ちうどんを「ひもかわ」と呼び、信濃の開田村や薩摩では、そば粉で「棊(碁)子麺」をつくったという。




東京書籍 (著:東京雑学研究会)
「雑学大全2」
JLogosID : 14820211

この辞典の個別アプリ

雑学大全2
浜の真砂は尽きるとも,世に雑学の種は尽きまじ。新たな1000項目で帰ってきた,知的好奇心をそそる雑学の集大成第2弾アプリ。

【辞典内Top3】 手のひらを太陽に  アメダス  火元責任者  
【関連コンテンツ】

関連辞書

雑学大全 暦の雑学事典 日本史の雑学事典 道と路がわかる事典 

関連書籍

 東京書籍「雑学大全2」

出版社:東京書籍[link]
編集:東京雑学研究会
価格:2,160
収録数:1000
サイズ:25.6x18.4x3.6cm(B5判)
発売日:2004年8月
ISBN:978-4487801305

JLogosPREMIUM(100冊100万円分以上の辞書・辞典使い放題/広告表示無し)は各キャリア公式サイトから

             × 閉じる

収録辞書全リスト