MENU
    全辞書一括検索 by JLogos

雑学大全2生活 > 食べ物

カニみそ
【かにみそ】

カニみその「みそ」は、実は膵臓と肝臓

ゆでたカニの甲羅をぱかっと取るとあらわれる、あの濃密なこくのあるカニみそカニみそという言葉から、あのこってりとしたカニの「みそ」は脳みそだと思っている人もいるかもしれないが、実は、あれはカニの膵臓と肝臓である。カニは、人間と同じように膵臓と肝臓がそれぞれ機能しているわけではなく、カニみその部分は「中腸腺(肝膵臓)」と呼ばれる臓器。一つで両方の働きをしている。消化や吸収を助けて栄養分を貯蔵する臓器なので、うまみが凝縮されているので味わい深いのだ。この中腸腺はカニだけでなく、イカやタコ、貝なども持っている。イカの塩辛に使われている「ゴロ」も中腸腺である。この中腸腺、フォアグラやアンキモと同じく脂肪やグリコーゲンなど栄養分を豊富に含む栄養満点の食品だ。また、甲羅をはずしたときに、黄色いトロッとした部分が出てくることがあるが、これはカニが古いわけではなく、「内子」と呼ばれるメスの卵巣。この内子に受精して腹部に卵を抱えると、「外子」と呼ばれるカニの卵ができる。新鮮なみそを選ぶコツは、オレンジ色に近い色を選ぶこと。甘みがあって風味が強いのでおいしく味わえる。逆に時間がたったものは黒く変色して、苦味が増える。




東京書籍 (著:東京雑学研究会)
「雑学大全2」
JLogosID : 14820177

この辞典の個別アプリ

雑学大全2
浜の真砂は尽きるとも,世に雑学の種は尽きまじ。新たな1000項目で帰ってきた,知的好奇心をそそる雑学の集大成第2弾アプリ。

【辞典内Top3】 火元責任者  上総・下総  ちゃん  
【関連コンテンツ】

関連辞書

雑学大全 暦の雑学事典 日本史の雑学事典 道と路がわかる事典 

関連書籍

 東京書籍「雑学大全2」

出版社:東京書籍[link]
編集:東京雑学研究会
価格:2,160
収録数:1000
サイズ:25.6x18.4x3.6cm(B5判)
発売日:2004年8月
ISBN:978-4487801305

JLogosPREMIUM(100冊100万円分以上の辞書・辞典使い放題/広告表示無し)は各キャリア公式サイトから

             × 閉じる

収録辞書全リスト