MENU
    全辞書一括検索 by JLogos

雑学大全2生活 > コトバ

英語
【えいご】

インド人の英語が聞き取りづらい理由

インドの公用語といえばヒンディー語がタテマエなのだが、インドの人々は、なんといっても準公用語の英語がなければちょっとつらい。公用語は、あくまでヒンディー語なのだが、これが、日本でいうところの共通語のように国内どこでも通じるわけではない。インド国内でも南のほうに行ってしまうとまったくこれが通用しないのだ。インドは地域ごとで言語が発達してしまっており、細分化するとその言語数は数百にもなるという。そのため、国内で違う地域の人々が会話をするためには、英語が欠かせない必須アイテムになっているのだ。デリーの人とチェンナイの人が英語で話をするのは当たり前。国会でもヒンディー語の通訳と英語の通訳がいるのが当然になっているほど、英語はインド人にとって第二の母国語である。というわけで、インドの人は英語がしゃべれるのだが、このインド人の英語、日本人の私たちにとっては聞き取りづらいことが少なくない。まず、インドの人がすごく早口で、よくしゃべるということも聞き取りにくいことの一つなのだが、簡単にその特徴をいってしまうと、どうやらインド人の英語の発音は、「R」の発音が強すぎるようだ日本人にとっては、どちらかというと「R」の発音は「ル」でもなく「ウ」でもない中間的な発音なので発音しづらい音。それをインドの人は強調して話しているので、はじめはすごくわかりづらくなってしまうのだ。たとえば、International Airportの場合、英国は「インタナッショナ エアポー」という感じで、日本なら「インターナショナル エアポート」だが、インドの場合「イントゥルナショナゥ エルポルト」となるようだ。とはいえ、インドの人が全員、英語が得意なわけではない。その地域のインドの言語しか話さない人も非常に多く、英語を自由に操ることができるのは、インドの全人口の約一〇パーセントといわれ、その大半は私立の学校の卒業生でありインドの「エリート」なのである




東京書籍 (著:東京雑学研究会)
「雑学大全2」
JLogosID : 14820095

この辞典の個別アプリ

雑学大全2
浜の真砂は尽きるとも,世に雑学の種は尽きまじ。新たな1000項目で帰ってきた,知的好奇心をそそる雑学の集大成第2弾アプリ。

【辞典内Top3】 火元責任者  手のひらを太陽に  八丁堀の旦那  
【関連コンテンツ】

関連辞書

雑学大全 暦の雑学事典 日本史の雑学事典 道と路がわかる事典 

関連書籍

 東京書籍「雑学大全2」

出版社:東京書籍[link]
編集:東京雑学研究会
価格:2,160
収録数:1000
サイズ:25.6x18.4x3.6cm(B5判)
発売日:2004年8月
ISBN:978-4487801305

JLogosPREMIUM(100冊100万円分以上の辞書・辞典使い放題/広告表示無し)は各キャリア公式サイトから

             × 閉じる

収録辞書全リスト