【イタリアン手帳】前菜 >
クロスティーニ

具材のアレンジも多彩なオープンサンドイッチの前菜風

端的にいえば、オープンサンドイッチもしくはカナッペ。スライスしたパンの上に具材をのせたものは、だいたいこのクロスティーニの名で呼ばれる。当然ながらアレンジは無数にある。
定番としてよく知られているのが、ここで取り上げた鶏レバーペーストのクロスティーニ。見かけは地味だが、奥は深い。良質の鶏レバーfegatino(フェガティーノ)を風味豊かなペーストにしてパンにのせれば、それだけで上質の前菜に。ワインにもよく合う。フィレンツェ風クロスティーニ(Crostini alla fiorentina)クロスティーニアッラフィオレンティーナとも呼ばれている。ちなみに鶏以外のレバーはfegato(フェガート)。
メニュー名では、Crostini alもしくはdi の後にのせる具材の名称をつなぐのが一般的。
![]() | 東京書籍 (著:岸 朝子) 「イタリアン手帳」 JLogosID : 8541025 |