【すし手帳】赤身 >
まぐろ1


大海原を時速100㎞の高速で大回遊するまぐろは、外洋での食物連鎖の頂点に立つ魚の王さま。わが国で食用とされた歴史は古く、縄文時代にはすでに食べられていたという。
今、すし屋さんで普通に「まぐろ」といえば、まずはクロマグロのこと。5 0 0㎏にもなる巨体といい味のよさといい、別称の「ほんまぐろ」にふさわしいまぐろ界のキングだ。
超高級ブランドとして知られる青森県大間産のクロマグロは、餌をたらふく食べて脂がのった秋から冬が旬。ほかにも同県三厩、北海道戸井・松前、長崎県壱岐など有名な産地がある。
![]() | 東京書籍 (著:坂本一男) 「すし手帳」 JLogosID : 8003040 |