【すし手帳】赤身 >
本まぐろ
![](../dev/images/h-r-.png)
![本まぐろ](../img/d016/h56.jpg)
赤身:ひところの「とろ信仰」はだいぶ収まって、近年は赤身を好む人が増えてきた。透明でむっちりした赤身には、最高のクロマグロに特有の、一種独特の酸味があってすばらしい。
中とろ:半分赤身、半分はとろ。やさしく複雑な味わいに、最もファンが多い。噛むほどもなく溶けてすし飯と過不足なく混じり合い、上品な甘さを舌にさらりと残してゆく。
大とろ:A 5飛びクラスの牛ロースもかくやと思わせる。ピンクに純白のサシが入った様子は「蛇腹」とも呼ばれる。身が崩れぬようそっと握った逸品を、そっとつまんでいただく。
![]() | 東京書籍 (著:坂本一男) 「すし手帳」 JLogosID : 8003038 |