【すし手帳】白身など >
ほしがれい


かれい類のうち「最も美味」との声が高い。築地市場では最高級魚として取引され、すし店でも非常に高価なタネの一つ。さばいて晒に巻いて、1?2日置いたころが食べごろだ。
ピンと張りのある透明な身(写真は常磐産)はわずかにやわらかいのに、歯ごたえは十分。閑雅な甘さはさらりと舌に溶けてすがすがしい。控えめながら自己主張のある、印象深い味を探るには、塩かぽん酢を振るのがいい。
放流後あまり移動しないホシガレイの性質を利用して、岩手県や宮城県、長崎県などでは養殖のほか、種苗の生産・放流も行われている。
![]() | 東京書籍 (著:坂本一男) 「すし手帳」 JLogosID : 8003037 |