【焼肉手帳】鶏肉 > 正肉・内臓
薬研なんこつ
【やげんなんこつ】


肉がついたままの胸骨の先端部=薬研(舟形で中央が深くくぼんだ、漢方薬材を粉砕するための道具。形が似ていることからこう呼ばれる)のこと。写真の串は肉と骨を合わせたのではなく、もとの姿そのままを切って刺してある。肉ははらみ。
薬研とはらみの、それぞれ趣が違うこりこり感のアンサンブルが楽しい。歯ごたえのある薬研は噛んでいるうちにやわらかくなり、軟骨特有の味がにじんでくる。そこにはらみの脂が混じり合って食感ほどよく、食べごたえもある。肉の甘さがやわらかく軟骨をくるむ塩梅がいい。女性に人気。塩。
![]() | 東京書籍 (著:東京書籍出版編集部) 「焼肉手帳」 JLogosID : 8015130 |