【焼肉手帳】鶏肉 > 正肉・内臓
とうがらし
【とうがらし】


下ももの下腿三頭筋、人間でいえばこむら=ふくらはぎの筋肉に当たる。部位にもよるけれど、一般にもも肉の食感は硬めで、汁気が少なく多少パサつくといわれるが、とうがらしは別。もも肉とはいいながら、張りがあってみずみずしいのが特徴だ。
滑らかな肌合いと色、つや、形。唐辛子ほど赤くなく、むろん味は縁もゆかりもないものの、姿は愛らしく、食べる前から期待が湧く。
塩で焼いた肉をひと口噛めば、歯ざわりはやさしく、汁気も感じさせて、肉好きを喜ばせるじつにオーソドックスな味。この串1本が1羽分。
![]() | 東京書籍 (著:東京書籍出版編集部) 「焼肉手帳」 JLogosID : 8015127 |