【焼肉手帳】鶏肉 > 正肉・内臓
羽子板
【はごいた】


尾羽の付け根近く、坐骨上部についている、主として尾羽を動かすための薄い筋肉。運動量が多い部位だから、筋肉は薄いとはいえよく発達し、脂肪も十分に差している。推奨できる部位ながら量的には少なく、品書にあれば迷わず注文したい。肉の形が似ていることから羽子板と呼ぶ。
さらりと塩で焼いた肉は、口に含んだだけでとろけるくらいやわらかく、脂の質もくどくない。ぷりっとした歯ごたえが、いっそう食感をよくしている。肉と脂のバランスがとれた万人向きのやさしい味は、回復期の病人にもよさそうだ。この串1本が3羽分。
![]() | 東京書籍 (著:東京書籍出版編集部) 「焼肉手帳」 JLogosID : 8015124 |