【焼肉手帳】馬肉 > 正肉・内臓
上ひも
【じょうひも】


厚帯の裏側、前方は前バラのひもに繋がる。肋骨と肋骨の間、牛でいえば中落ちカルビに当たる、いわゆるゲタと呼ばれる部分の肉。
肉と脂の紅白のコントラストは、生ばかりでなく焼いても美しく、ついつい箸が伸びる。濃密そうに見える脂は口に含んだ瞬間から、舌の上でさらさらっと溶けてゆくのがわかるほどだ。その一方で肉にはきちんと歯ごたえがあり、味もしっかりしていて見た目を裏切らない。
刺身では、肉も脂もこれといったクセ、また特徴は感じさせないが、その分あっさりと素直で食べやすい。
![]() | 東京書籍 (著:東京書籍出版編集部) 「焼肉手帳」 JLogosID : 8015096 |