【焼肉手帳】豚肉 > 内臓
チレ
【ちれ】


脾臓(血中の異物や細菌を捕らえるなどの働きをする内臓)。やわらかく、しこっ、むにっとした食感はレバーに似ているが、レバーよりやや水気が少なく、味にも多少クセがある。そのクセを、赤身に付着した網脂の甘さがとろりと抑え、同時に全体の味わいをぐっと引き立てているのが、チレのチレらしいところ。
網脂は、内臓の表面を覆っている薄い網目状の脂肪層のこと。脂肪の少ない肉を調理する際によく使われ、フランス・中国料理では定番の食材だ。挽肉などを包んで焼いたフランス料理のクレピネットはよく知られている。
![]() | 東京書籍 (著:東京書籍出版編集部) 「焼肉手帳」 JLogosID : 8015078 |