【焼肉手帳】豚肉 > 正肉
豚ロース
【ぶたろーす】


豚の体の中央部、両肩後部から腰にかけての背側の肉をロースという(同じく中央部腹側の肉はバラ)。豚ロースは肉質が均一なため、牛のようにリブロース、サーロインなどとは分けない。上品な淡紅色が美しい肉は肌理細かくやわらかく、かつジューシー。外側(上面)全体に脂肪が豊富で、時に霜降りになることもある。
脂肪は豚特有のさわやかな香気を含む。いい換えれば脂のこの香りが、豚肉の味の決め手だ。加熱すると香気は肉にも移って、全体にいっそう風味が増す。ほかにとんかつはもちろんロースト、鉄板焼き、すき焼きもいい。
![]() | 東京書籍 (著:東京書籍出版編集部) 「焼肉手帳」 JLogosID : 8015054 |