【焼肉手帳】牛肉 > 内臓
ミノ
【みの】


ミノ(第一胃)はホルモンと並ぶモツ焼きの定番。切り開いた形が蓑(茅などで編んだ雨合羽)に似ていることからこの名がついたという。肉のつき方が人間の掌に似ているといい、肉薄の部分をミノ、脂が付着した肉厚の部分を上ミノ(サンドミノ)と呼ぶ。
下ごしらえの際、繊毛が密生している皮を剥ぎ、そのままでは硬くて食べにくいため、包丁で切れ目を入れる。
引き締まった身の、こりっとした張りのある歯ごたえがいい。貝柱を思わせる淡い甘さと品のいい味わいは、これぞモツの王者。サンドミノの名は、身が脂を挟んでいるような姿から。
![]() | 東京書籍 (著:東京書籍出版編集部) 「焼肉手帳」 JLogosID : 8015039 |