【焼肉手帳】牛肉 > 正肉
しんしん
【しんしん】


後脚のつけ根、内もも下部の内側にある球状の肉をしんたまという。周りのやや硬い部分を取り除けば、肉質は肌理細かくやわらかく、牛肉中もっとも脂肪が少ない部位の一つでもある。
しんたまはいくつかの特徴的な小部位に分割され、しんしんはその中心部に当たる赤身肉。ローストビーフやステーキ、叩きなどに使われることが多いから、焼肉の品書にあればぜひ試してみたい。
いかにも赤身らしい、しっかりした歯ごたえと味を併せ持った肉はクセがなく、誰もが満足できる味といえる。甘さもほどほどで飽きさせない。
![]() | 東京書籍 (著:東京書籍出版編集部) 「焼肉手帳」 JLogosID : 8015026 |