【焼肉手帳】牛肉 > 正肉
しゃくし
【しゃくし】


肩から前腕(前脚)上部にかけての部位。運動量が多いため脂肪は少なく、肉質はやや硬い。たんぱく質が豊富で加熱調理に向いているところなども、すね肉に似ている。とうがらしやみすじほか、少量ながら上質な肉を取れるのもこの部位の特徴だ。
食べてみると、生肉から想像するほどの脂気はない。その分、歯ごたえはしっかりしていて、肉っぽい味がくっきりと際立つ。いわばほくほくの噛み心地、食べ心地。別称の「クリ」の由来はその形からだが、ともかく食べ心地はどことなくクリを思わせて楽しい。
![]() | 東京書籍 (著:東京書籍出版編集部) 「焼肉手帳」 JLogosID : 8015021 |