【焼肉手帳】牛肉 > 正肉
ささみ
【ささみ】


外バラ(腹側のバラ肉)のタテ目の後ろ寄り、ももの付け根側にあってカイノミの下部に当たる。霜降りの具合がほどよく、またバラならではの肉と脂それぞれのこくをたっぷり味わえることから、一部の肉好きには特に好まれている。
脂が差している割にさほど粘りはなく、噛み心地はさくさくっと歯切れがいい。肉と脂はゆるゆると無理なく溶け合い、やがて「これは」と思わせるほどの甘さが、舌からのどにまで広がる。さっくりした歯ごたえと奥深い甘さ、これが上質外バラ肉のささみの身上。たれで食べたい。
![]() | 東京書籍 (著:東京書籍出版編集部) 「焼肉手帳」 JLogosID : 8015019 |