【焼肉手帳】牛肉 > 正肉
とうがらし
【とうがらし】


肩(ウデ)の一部、肩甲骨に近い部分の肉。切った姿からは見当もつかないが、部位の形状がとうがらしに似ている、というよりそっくりなことから、この名前で呼ばれる。
肉色は濃いめの赤で美しく、肌理はやや粗い。筋をきれいに取って薄切りにしてすき焼きやしゃぶしゃぶ用に、またブイヨン(煮出し汁)を作るのにも適している。
確かに「肌理が細かい」とはいえぬまでも、この部位としては脂が適度に差した肉はやわらかく、風味も甘さもしっとりと濃い。値段もそこそこ手ごろな、ちょうど食べごろの一品。
![]() | 東京書籍 (著:東京書籍出版編集部) 「焼肉手帳」 JLogosID : 8015023 |