【焼肉手帳】牛肉 > 正肉
ヒレ
【ひれ】


脂肪はロースの半分、そしてやわらかさは断トツのヒレ(フィレ。サーロインの内側、腰椎に沿った肉。フィレfiletは仏語、英語名はテンダーロインtenderloin)の、さらに中心部の肉。シャトーブリアン(18~19世紀に活躍したフランスの作家・政治家)が好んだことからこの名がつけられたという。
タルタルステーキなどヨーロッパでも生で食べる部位だけに、クセも臭みもなく、ほのかな甘さがやさしい。歯にしみとおるような、たぐい稀なやわらかさが身上だ。オールマイティな味というか、やわらか好みの日本人が愛する最高級肉。レモンが合う。
![]() | 東京書籍 (著:東京書籍出版編集部) 「焼肉手帳」 JLogosID : 8015013 |