【5つ星駅弁空弁】奈良県 > 吉野口駅
きぬ巻時雨壽司
【きぬまきしぐれずし】

絹の布のようなおぼろ昆布と、アサリの時雨煮の名物寿司

桜の名所で有名な吉野山の玄関口・吉野口駅。開業当時からの木造平屋駅舎も名物だが、ここで50年前から販売されているのが、味で知られたこの寿司。
生姜風味で煮たアサリのしぐれ煮を、箱形の巻き寿司に仕立てたもので、ふつうは海苔を使うところをおぼろ昆布で巻いているのが特徴。“きぬ巻”の由来は、カンナで薄く削った昆布が絹の布のように見えることから。酢飯には滋賀県産コシヒカリ、醤油は小豆島の醸造元製、おぼろ昆布には北海道産の真昆布と、厳選された材料を用いているのがうまさの秘密だ。酢飯とおぼろ昆布、アサリが口の中で絶妙に混ざり合う、上品で繊細な味わいは、歴史ある吉野にふさわしい。
【問い合わせ先】
柳屋(やなぎや)
電話:0745-67-0017
住所:奈良県御所市大字古瀬5
【買える場所】
吉野口駅売店(ホーム)、駅前の柳屋/通年販売
価格:460円(最新価格はご確認ください)
![]() | 東京書籍 (著:小林しのぶ) 「5つ星の駅弁空弁」 JLogosID : 8567387 |