【全国五つ星の手土産】北陸・甲信越 > 新潟県
くろ羊かん[新野屋]
【くろようかん】

昔ながらの羊羹らしさを維持した
手作りの深い味わい
![くろ羊かん[新野屋]](../img/d054/temiyage137.jpg)
初代が「幼少より夢見た羊羹を作りたい」と、くろ羊かんを考案するとともに明治27年(1894)に創業。そのくろ羊かんは、 北海道産の小豆、沖縄産の黒砂糖など、吟味した貴重な素材を用いて、当主自らが一子相伝の技術で丹念に練り込み舟型に流す。出来上がりを一本ずつ包丁で切り揃えて包装。その際、真空パック加工はあえて行わず、生きている羊羹を世に送り出す。箱詰めされてからも呼吸を続け熟成するため、くろ羊かんは作って1週間から2週間ぐらいが食べ頃。きちんと甘く、舌ざわりはとろりとまろやかな、独特の風味を楽しめる。
地元米にこだわった米菓も同店の主流商品の一つ。中でも明治36年(1903)に生まれた網代焼は、くろ羊かんと並ぶ看板商品。吟味した越後米と海老粉を使用し、小魚の形にふっくらと焼き上げた香り高い一品で、お茶請けにもビールのつまみにもピッタリだ。
![]() | 東京書籍 (著:岸 朝子/選) 「全国五つ星の手土産」 JLogosID : 14071736 |