【全国五つ星の手土産】関東 > 東京都
黒松[草月]
【くろまつ】

黒糖の香りの生地で
出来たての餡を包むどら焼
![黒松[草月]](../img/d054/temiyage121.jpg)
品のいい生菓子を生み出すことで評判の店だが、初代の市村宇一が昭和33年に創製した黒松が人気を呼び、一躍知る人ぞ知る名店に。評判を耳にした遠方からの客も多いが、近所の主婦やネクタイ姿のサラリーマンなど客層は幅広い。「常に出来たてを販売するのが創業以来の方針。その日売る分だけしか作りません」と、今もなお店以外では一切商品を販売しないこだわりが、永く地元で愛されてきたゆえんだろう。
その黒松は、カステラのようなふんわりとした生地で餡を包んだどら焼。皮に含まれる気泡が適度なやわらかさと弾力を生むが、その日の気温や湿度によって微妙な調整を行うという。黒糖と蜂蜜が生地から香り立つのも魅力だ。このほか、小倉や柚子など4種類ある草月羊羹、大納言の黒餡と大手亡の白餡がある草月もなかも好評。地方発送はできないものの、生菓子とのセット商品も人気が高い。
![]() | 東京書籍 (著:岸 朝子/選) 「全国五つ星の手土産」 JLogosID : 14071720 |