【東京五つ星の中国料理】杭州料理 > 新宿区
中国杭州料理 太子楼
【ちゅうごくこうしゅうりょうり たいしろう】
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上品で芳醇な伝統の味
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都内でも珍しい杭州料理の専門店。杭州料理は、最高級茶として知られる龍井茶や紹興酒の名産地である浙江省の中心都市に発展した料理で、中国八大料理の一つに数えられている。魚介類や肉を煮込んだり蒸し焼きにしたりする調理が多く、上品でさっぱりした味付けは繊細な味覚を持つ日本人の口によく合う。
太子楼の戴光来料理長は、周恩来も訪れた杭州の高級店「楼外楼」の料理長を祖父に持つ生粋の杭州育ち。幼いころからなれ親しんだ味がメニュー作りに生かされている。
杭州の伝統料理といえば東坡肉。皮付きの豚バラ肉を紹興酒と砂糖だけで3時間煮込む。他の店でも見かける料理だが、これだけ脂身と肉の層が美しく分かれ、紹興酒の芳醇な香りとともに味わえるものは少ない。専門店としてのこだわりを象徴する逸品といえる。
![]() | 東京書籍 (著:岸 朝子/選) 「東京五つ星の中国料理」 JLogosID : 14071168 |