【東京五つ星の中国料理】上海料理 > 港区
赤坂 樓外樓飯店
【あかさか ろうがいろうはんてん】
![](../dev/images/h-r-.png)
これぞ正統派、上海の古典料理
![](../img/d052/chuka21.jpg)
溜池交差点に近い通りに面して堂々たる構えを見せる上海料理の名店である。創業は昭和33年。中国杭州にある老舗料亭「樓外樓」からシェフを招き、本場の杭州・上海料理を紹介する草分けとして始まった。それから半世紀を経た現在も流行に左右されることなく、上海の古典料理を忠実に再現して食べさせてくれる。
とくにフカヒレやナマコ、そして秋から冬の上海蟹は秀逸だ。最上級とされる宮城県気仙沼産の天日干しフカヒレを丁寧に戻し、香り高い極上スープで食べるふかひれの姿煮は、歴代首相や各国の賓客の舌を魅了してきた代表メニューだ。この手間、この味でこの値段とは、いやはや恐れ入るほかはない。
重厚感を漂わせる落ち着いた店内、細かい配慮を欠かさないスタッフの対応もすばらしい。
![]() | 東京書籍 (著:岸 朝子/選) 「東京五つ星の中国料理」 JLogosID : 14071120 |