【東京五つ星の魚料理】すし > 文京区
鮨 やす田
【すし やすだ】
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真面目な主人が握る真面目なすし
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昭和57年の開業時から湯島天神参道に面して建つ店は、今どきの個人経営のすし店には珍しく、出前を大事にしている(といって、むろん訪店客をないがしろにすることは決してありません。念のため)。出前先は、創業店主の安田禎昭さんが「ご用達」と強調する湯島天神はじめ、東京大学や学士会館、ご近所の会社などがメイン。多いときにはいっぺんに500人前を届けたこともあるという。
にぎりは江戸前。だから穴子や赤貝、アジ、アオリイカなど、全部が全部とはいえないけれど、主人が毎日築地に出かけて、できるだけ江戸前のタネを仕入れてくる。鮪も全部とはいえないけれど、一流店が利用する仲卸から買っている。なのに値段はリーズナブル。つまり安田さんは、すしに対する姿勢がごく真面目なのだ。そんな店主が焼く名物・合格玉子。食べればどんな試験も合格疑いなしか!?
![]() | 東京書籍 (著:岸 朝子/選) 「東京五つ星の魚料理」 JLogosID : 14071062 |