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東京五つ星の魚料理日本料理 > 新宿区

割烹 うを徳
【かっぽう うをとく】

花街に生きる「鏡花の愛した店」

ざわざわ賑やか神楽坂通りとは趣を変え、北に並行する軽子坂は人通りも少なく、大人びた雰囲気をまとって静かだ。坂を登り切って左に本多横丁が延びるその角、粋な黒板塀に軒灯を下げて、うを徳が門を開いている。

初代・萩原徳次郎は明治中期に開業した八丁堀の魚屋。大正時代に入って神楽坂に料理屋を開き、その伝法な性格が時の花形文士・泉鏡花に愛されたという。開店の折の挨拶状に書かれた「魚よし、酒よし、塩梅よし」との鏡花の言葉が、以後うを徳の誇りとも指針ともなっている。

五代目現当主・萩原信男さんは、素材の旬と「食べるときの旬」を大切にする。先付から始まる魚介が中心の料理は、どれも料理と客それぞれの最適の時間を見計らって供される。静かな座敷で端正な料理の数々をいただけば、初代と鏡花が交わす会話まで、耳もとに蘇ってくるようだ




東京書籍 (著:岸 朝子/選)
「東京五つ星の魚料理」
JLogosID : 14071042

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 東京書籍「東京五つ星の魚料理」

出版社:東京書籍[link]
編集:岸 朝子/選
価格:1,728
収録数:
サイズ:20 x 12.2 x 2cm()
発売日:2008-12-01
ISBN:978-4-487-80247-0

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