【東京五つ星の肉料理】牛肉料理 > 新宿区
たん焼 忍
【たんやき しのぶ】

あの牛タンをこの値段で

つい30年ほど前までは気味悪がって食べない人も多かったのに、今ではすっかり高級食材の仲間入り。そんな、庶民には高嶺の花になりつつある牛タンを、気軽かつ多彩に楽しませてくれる。太い丸太の梁や柱、一枚板の、また大丸太を輪切りにしたテーブルや椅子と、ごっつい田舎家風の店は近ごろ敬遠され気味の入れ込みながら、毎夜7時前後には客であふれかえる。
昭和54年の創業時、50代がほとんどだった客が、今では30歳前後を中心に、女性だけのグループも少なくないという。
そんなこともあってか、オープン当初は酒の肴のつもりでこしらえた、たん焼・ゆでたん・たんしちゅう・どて煮の看板4品を、最近はご飯と一緒に食べる人が多い。たしかに塩胡椒がぴしっと利いたたん焼、滋味ふくよかなゆでたん、あっさりめのソースでこっくり仕上げたたんしちゅうなど、酒もご飯もいけること請け合い。なお、たん焼・ゆでたん・たんしちゅう・どて煮・生姜煮の5品はお取り寄せで、自宅でも味わえる。
![]() | 東京書籍 (著:岸 朝子/選) 「東京五つ星の肉料理」 JLogosID : 14070882 |