【東京五つ星の肉料理】豚肉料理 > 港区
ローブリュー
【ローブリュー】

豚をさまざまに用いた郷土料理

オーナーシェフの櫻井信一郎さんは26歳で渡仏し、途中2年半をバスク地方(スペイン北東部・フランス南西部にまたがり、独自の言語・文化を擁する)で過ごして、32歳で帰国。その後都内有名レストランでシェフなどを務め、平成14年、実家を改装してこの店を開いた。ほどよく煤けた白漆喰の壁や天井、むき出しの梁など、店はレストランというよりフランスの田舎食堂をイメージしたという。壁に祭りを描いた絵、天井からは旗、
そして卍崩しに似たデザインのローブリュー(バスクを象徴するエンブレム)など、店内にはバスクの匂いもいっぱいだ。
というわけで料理もフランスやバスクの郷土色がたっぷり。
「料理名だけではわかりにくければ、何でも尋ねてください。
ワインも気軽に、安くてうまいものを、ってね」と櫻井さん。
気分がほのぼのとほぐれる食堂感覚の店で、シェフが愛着を込めて調理する外つ国の料理をいただけば、遠いフランスやバスクの見知らぬ人々さえ、なぜかぐっと近しく思えてくる。
![]() | 東京書籍 (著:岸 朝子/選) 「東京五つ星の肉料理」 JLogosID : 14070843 |