【東京五つ星の肉料理】牛肉料理 > 港区
新ばし 牛かつ おか田
【しんばし ぎゅうかつ おかだ】

かつ屋とは思えない回転の早さ

昼。カウンターの椅子に座って注文を済ませて、やれやれと水でも飲んでいるうちに、もう目の前に料理が上がってくる。
この間約1分半。かつなのに、ですよ。サラリーマンの王国・新橋に、ランチタイムにぺちゃくちゃ長居するヤボな客はいない。だからわずか16席ながら、客は何と8回転する。
かつは210度の高温で、30秒(!!)で揚げる。見た目も感触も粉チーズによく似た目の細かい生パン粉は、揚げ油をあまり吸わないため脂分が酸化せず、肉汁も逃がさない。わさびをのせて、生醤油かごま風味のオリジナルソース、おろしぽん酢で食べれば、ほとんどレアながら肉は甘く、歯切れがいい。
牛ロースランチかつセット、お好み焼き風味が楽しい牛ロースソースかつ丼など、合わせて130食で昼は店じまいだ。
夜は予約して出かけたい。パリのホテル日航などでフレンチを修業した主人・岡田健一さんが腕に縒りをかけた多彩な一品料理と、これも自慢の本格焼酎の数々が待っている。
![]() | 東京書籍 (著:岸 朝子/選) 「東京五つ星の肉料理」 JLogosID : 14070835 |