【旬のうまい魚を知る本】 >
▼冬の余別の海はホッケであふれる

北海道積丹町余別の角田喜一郎さんは明治44生まれだが、ついこのあいだまで現役の漁師だった。年季が入っているだけに、この人の漁の話は面白い。「ホッケは季節によって通り道がちがうから、ホッケ狙いの中型定置網は春と秋と冬とで場所を変えて仕掛けているよ。冬には大型定置網でもホッケを狙うから、その頃の余別はホッケがあふれているんだ」。
![]() | 東京書籍 (著:東京書籍) 「旬のうまい魚を知る本」 JLogosID : 14070641 |